キヒゲン(キヒゲン+識別剤)
だいず・えだまめ・とうもろこし・飼料用とうもろこし等播種時の鳥害防止忌避剤
だいず・えだまめ紫斑病の種子消毒剤
A/100gセット
B/500gセット
登録 | 農林水産省登録番号 第11784号 |
有効成分 | チウラム 80% |
RACコード | 殺菌:M3 |
性状 | 類白色水和性粉末 |
毒性 | 普通物 |
魚毒性 | C類 |
危険物 | 該当しない |
有効年限 | 4年 |
包装 | A 100gセット(キヒゲン100g+識別剤100ml):1ケース30セット入
B 500gセット(キヒゲン500g+識別剤500ml):1ケース12セット入 |
基本情報
特徴
- だいず・えだまめ紫斑病の種子消毒効果が高いです。
- 播種時、発芽時の鳥害防止・タネバエ食害防止効果が高いです。
- だいず・えだまめの播種時、発芽時の鳥類の忌避力が高いです。
- 種子粉衣時のべと付き、播種機の目詰まりがなく、発芽障害及び収穫作物への残留はありません。
- 寒冷地域では播種後土壌中の種子腐敗による不発芽の防止効果が高いです。
- 10a当たりの種子処理費用が非常に安くつきます。(100gセットで10kgの種子が処理できます。)
使用上の注意事項
- 使用量に合わせ秤量し、使い切ってください。
- 識別剤の赤色は手に付着すると色が落ちにくいので、処理時は不浸透性手袋を必ず装着して薬剤処理をしてください。
- 種子粉衣処理の場合、キヒゲンと識別剤の両剤を使用しないと種子に均一に付着しません。
- 根粒菌の使用はキヒゲン(セット)処理後が影響は少なく、効果に問題はありません。
- 散布の場合は、以下の点にご注意ください。
- 濃度が濃いため噴口がつまりやすいので、噴口の大きい噴霧器などを使い、散布液をよくかき混ぜ、散布むらの無いように十分散布してください。
- 処理した薬液が凍結すると固着性が悪くなるので、秋から初冬の凍結のおそれがない時期に使用してください。降雪地帯では、根雪になる前に処理してください。
- 処理後12時間は降雨がないことを見越して処理してください。(乾燥する前では雨で流れる可能性があるため)
安全使用上の注意事項
- 取扱いには十分注意してください。誤って飲み込んだ場合には吐き出し直ちに医師の手当を受けてください。本剤使用中に身体に異常を感じた場合には直ちに医師の手当を受けてください。
- 本剤は眼に対して強い刺激性があるので、薬液調製時には保護眼鏡を着用して薬剤が眼に入らないよう注意してください。眼に入った場合には直ちに十分に水洗いし眼科医の手当を受けてください。
- 本剤は皮膚に対して刺激性があるので皮膚に付着しないよう注意してください。付着した場合には直ちに石けんでよく洗い落としてください。
- 使用の際は保護眼鏡、防護マスク、不浸透性手袋、不浸透性防除衣などを着用してください。また散布液を吸い込んだり浴びたりしないよう注意し、作業後は直ちに手足、顔などを石けんでよく洗い、洗眼、 うがいをするとともに衣服を交換してください。
- 作業時に着用していた衣服等は他のものとは分けて洗濯してください。
- かぶれやすい体質の人は取扱いに十分注意してください。
- 街路・公園などで使用する場合は、使用中及び使用後(少なくとも使用当日)に小児や使用に関係のない者が使用区域に立ち入らないよう縄囲いや立て札をたてるなど配慮し、人畜等に被害を及ぼさないよう注意してください。
- 本剤で処理した種子は食料や動物飼料として用いないでください。
- 本剤処理種子については、子供などが誤食しないよう十分注意してください。
- 誤飲等をさけるために、小児の手の届かない冷暗所に保管してください。
水産動植物に対する注意事項
- 水産動稙物(魚類)に強い影響を及ぼすおそれがあるので、河川、湖沼、及び海域などに飛散、流入しないよう注意して使用してください。養殖池周辺での使用はさけてください。
- 水産動植物(甲殻類・藻類)に影響を及ぼすおそれがあるので、河川、養殖池に飛散、流入しないように注意して使用してください。
- 使用残りの薬液が生じないように調製を行ない、使い切ってください。散布器具及び容器の洗浄水は、河川などに流さないでください。また、空容器、空袋などは水産動植物に影響を与えないよう適切に処理してください。
貯蔵上の注意事項
- 直射日光をさけ、子供の手に触れないなるべく低温な場所に密封して保管してください。
キヒゲンの適用表
農薬登録適用拡大取得年月日:平成22年6月22日
種子粉衣
作物名 | 適用病害獣名 | 使用量 | 使用時期 | 本剤の使用回数 | 使用方法 | チウラムを含む農薬 の総使用回数 |
だいず | 紫斑病 ハト タネバエ | 乾燥種子重量の1% | は種前 | 1回 | 種子粉衣 | 1回 |
えだまめ |
とうもろこし | カラス キジ ハト | 2回以内 |
飼料用とうもろこし |
木の幹の獣害防止
作物名 | 適用病害獣名 | 使用量 | 使用時期 | 本剤の使用回数 | 使用方法 | チウラムを含む農薬 の総使用回数 |
りんご | 野ソ 野ウサギ | 10倍 | 30~60L/10a | 5回以内 | 樹幹部に散布又は塗布する | 5回以内 |
桑 すぎ ひのき あかまつ からまつ | ― | ― |
使用方法
①種子塗沫処理の場合
- 種子を準備してください。
- 乾燥種子重量1㎏に対し10gのキヒゲン(水和剤)をビニール袋等の容器に入れ軽く振ってください。
- 乾燥種子重量1㎏に対し10mlの識別剤を入れて、容器をよく振って種子に均一に薬剤を粉衣処理してください。
- 種子を乾燥させて播種してください。
②野鼠・野兎等に使用する場合
- 本剤10倍希釈液を、樹幹部に散布または、ハケ等で塗布してください。
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